医師の留学先として多いのはやはりアメリカ。僕の友人の多くもアメリカに行きました。
臨床でいくか、研究でいくか、いずれも本やネットで様々な情報を得ることができます。
しかし、スペインとなると、、、?
「本もなしに病気の勉強をするのは、海図も持たずに航海するのと同じである」 William Osler
「海図がないけど、とりあえず航海に出よう。遭難したらその時に考えよう」 KMT
今後、スペインに研究留学する方の海図の一部になれば、と思い施設選び、準備、スペインでの生活、
スペイン語の習得について報告していこうと思います。
まず施設選び。
通常、大学の医局に属していれば、教授や先輩のツテがあり、スムーズに行けます。
私の場合は医局に属しているにも関わらず、そのようなツテが一切ない状況から始まりました。
先日、私の研究テーマについてご紹介致しましたね。
そう、キノロンという抗生物質に耐性を持つインフルエンザ菌についてです。
まずPubMedで同じような研究をしている施設がないか調べてみました。すると、、、2つほど見つけました♪
一つはドイツの山奥、もう一つはバルセロナ。。。この時点でバルセロナに即決です。
早速、メールを送ってみました。文章は友達の奥さん(アメリカ人)に添削してもらいました。甚野、ありがとう。
「ん?スパムメールか?即Delete!」になってもいいように施設長や論文の著者など、複数送った方がいいです。
すると、返事がきたじゃないですか♪ 内容は、、
「ウェルカムですよ。でもウチは国立で、知っての通りスペインの財政はかなりキツいんで、給料は出せません」
とのことでした。
「給料なしでも全然OKです。とりあえず、2週間後に面接行きますね。」
というカンジでトントン拍子に進みました。しかし、面接って、英語もスペイン語も話せへんのにどーしよ。。
今からスペイン語勉強しても間に合わんし、、面接時にはこちらの意思を明確に伝えんといかんなと思い、
現地の通訳を雇いました♪
その結果、無事に面接も終わり、「では9月ごろを目途に準備しましょう」ということでハナシがまとまりました。
さぁ次はVISAの取得です。
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