2016年9月15日木曜日

Napoli, Lampedusa, Arezzo ①

先日、職場の仲間と出かけている時に不思議なベンチをみかけたので紹介しよう。


見よ、このベンチ

街路樹の段差を利用してベンチの背もたれ部分だけが設置されているのである。

省エネとでも言いたいのだろうが、そもそも、、、これ要るか?

何ともスペイン人の仕事ぶりを余すことなく表現したベンチであった。




さて、今回の目的地はイタリア、ランペドゥーザである。

ランペドゥーザをご存じであろうか?一言でいうと、こんなカンジである。




そう、水が透明過ぎて飛んでいるように見える海である。

しかし、地中海ど真ん中のこの島に生後3か月の乳児を含むチビ3人を連れていくにはなかなか骨がおれる。

今回、妹夫婦を唆し、日本から呼び寄せ、チビの面倒をみさせながらランペドゥーザ島を制覇したので報告する。


出発は9/4(土)早朝。まず例のライアンエアーでローマ入りを果たした。

世界最恐のLCC、ライアンエアーも慣れれば安くて便利なものである。

AM8:00にフィウミチーノ空港に到着し、ローマテルミニ駅まで移動したいのだが、、、

大人3人、子ども5人の大所帯である。到着ロビーには勧誘のおっさんたちがひしめきあっていた。

大型タクシー85€、乗り合いワゴン90€。。。どちらも却下である。

少し面倒であるが、電車を選択したところ、子どもは無料?であった。

券売機には子ども用の乗車券を販売していたが、、、改札、車内検札、いずれも何も言われなかった。

結局、大人1人14€、3人分42€でローマテルミニ駅に到着できた。

駅内でiPhone用simカードを購入し、Airbnbで予約したアパートで一息ついた後、バチカン市国へ。


やたらヒトが多い

後で知ったのだが、翌日にマザー・テレサが「聖人」になる儀式があったらしい。

無宗教である小生たちはあまり興味もそそられず、バチカンをあとにした。





翌日、ナポリへ。まずはローカル線に乗って、ポンペイ遺跡。


第1日曜日は無料

それにしても暑い

あの山が噴火したんですね

ポンペイ遺跡から中心街へ行きたいのだが、タクシーがいないんですね。。

偶然通りかかった私用中の大型タクシーに9人乗せてもらい、中心街へ。。おっさん、ありがとう♪

レストランは地球の歩き方に載ってた「Zi Caterina」。


タコ、美味すぎ。

そして、ポンペイをあとにした。


夜のナポリ駅周辺

極めて雰囲気が良くない。夜中、無性にコーラが飲みたくなり、Barに行くと、酔っ払いにからまれてしまった。

一発殴ってダッシュで逃げようか、、、と思ったところ、店主が止めにきたので助かった。


気を取り直して、翌日はカプリ島へ。


時間節約のため、高速船で。

30分に1本ぐらいの割合で、カプリ行きの船が出ている。

港には30分ぐらい前に着けば、特に予約は必要ないように思われる。大人19.1€、小人14.4€であった。

KMT: 「子どもは何歳から券が要るの?」

券売り場のおじさん: 「子どもは何人?」

KMT: 「何歳からが子どもなん?」

券売り場のおじさん: 「だから子どもは何人だ?」

こんなやりとりが2分ほど続いた。何度聞いても、意味不明なのである。。

このまま正直に5人と答えると、5人分買わされてしまうため、

さすがに3ヶ月のチビは要らんやろう、、ついでに4歳も要らんやろう。。。と勝手に解釈し、

3人と答えておいた。しかし、実際の乗り場では何のチェックもなく、子どもは素通りであった。。


カプリ島到着後、青の洞窟へ。。どうやら、海路と陸路があるらしい。

観光案内所で聞くと、海路は直通、陸路はケーブルカー、バスを乗り継いで行くのでめんどくさそうだ。

どうしようか悩んでいたところ、、、

左の青いところが切符売り場

案内所のおじさん: 「海路がこんなに空いているのは珍しい。もうちょっとしたら、めっちゃ混み始めるで。」


よし、船で行こう。

大人15€であった。子どもは全員無料とのこと。


どうやらこの船らしい

となりの船はヒトが乗りまくっていたが、、

もはや救命ボートである

ウチはこんなカンジでラッキーであった。

ガラ空きである

いざ、出航! ものの15分ほどで「青の洞窟」に到着した。

陸路できたヒト用の階段がみえる


ここで小舟に乗り換えるのであるが、、


いかにも悪そうなおっさん

このおっさん、こっちを日本人と確認するなり、チップを要求してきたのである。

おっさん: 「通常は洞窟の中で1周だが、おれは3周するし、歌も歌ってやる。だからチップ30€だ」

おい、おっさん。後ろから海に蹴り落とすぞ、コラ?

そもそも、なんでコイツがいきなりチップを要求してくるのか?

これまでに多くの日本人がこいつの言いなりにチップを払ってきたのであろう。

それがこいつをここまで調子に乗らせてしまっているのである。

小生たちがアジア人顔をしている以上、こいつは「貰って当然」と思っているに違いない。

しかしながら、、、ここでチップを断り、1周で帰られても困るのである。


とりあえず、無視しておこう。

ちなみに、小舟代と洞窟入場料は以下のとおりである。


1人13€。。。
いざ、洞窟へ!


順番待ちがあるらしい


おぉ、キレイ!

突如、おっさんが何か叫び始めた。どうやら歌っているらしい。

おっさん、悪いけどうるさいから黙ってくれるか?静かに青の洞窟を堪能したいのだが、、、

ものの10分ほどで外に出てきた。他の舟よりは少し長めだったかな。。?

そして、船に乗り移る時にチップを30€要求してきやがったのである。

確かに歌以外のサービスはよかった。写真も撮ってくれたし、、。

通常は何周なのか?チップは必要なのか?チップの相場は?を調べてこなかったことが敗因であった。

また青の洞窟に酔いしれてしまい、完全に戦意を喪失してしまっていたことも災いした。

「もしかして、このおっさんたちは給料ないんかな?収入はチップだけなんかな?」などと、

甘い考えがアタマをよぎってしまい、事もあろうか20€もあげてしまった。。。

今から思えば、たかが10分の仕事にチップ20€、、、、狂気の沙汰である。

小生もこれまでの日本人と同じようにヤツを調子に乗らせてしまった。。非常に申し訳ない。

本ブログの読者が「青の洞窟」に赴き、ヤツに遭遇したら、ぜひ仇討ちを果たしてもらうことを願ってやまない。。


続く。

2016年9月13日火曜日

Andorra, San Sebastian, Pamplona ②

そして、翌日。

東へはるばる300km、パンプローナにやってきました。

やっと今回の旅行のメインイベント、サン・フェルミン祭へ。。

スペイン語で書くと、Fiesta de San Fermín。そう、あの「牛追い祭り」です。

どうみても、牛に追いかけられている祭りですね。

さすがにチビ3人を連れて参加するのは危険であるため、見学のみとしました。
(職場の上司からもキツく禁止されていたのもあり)

前情報によると、朝8時にスタートし、このエスタフェタ通りを激走するらしい。



このエスタフェタ通り、、、最前列の特等席は何時間も前から確保しないと厳しいとのこと。

並んで待つ、、、大阪人が最も忌み嫌う行為である。

悩んだ挙句、カネにモノを言わせることにしてみた。。

エスタフェタ通りの両脇にはアパートが並んでいるのです。

そこの住人がバルコニーを開放しているんですね。

運良く、出口付近の青丸に3Fバルコニーを確保することができました。

料金は大人1人70€、子どもは2人で70€。なかなかの殿様商売である。

例のごとく、減額を試みたが、大家側に圧倒的優位な条件であるため、定価での決済となってしまった。

大家曰く、朝6時には現地入りしないと閉鎖されて入れなくなってしまうらしい。

翌朝、子ども達を叩き起こし、現地へ。。。


どのバルコニーもヒトでいっぱいであった

そうそう、テレビでよく観るこの眺めである。


柵上の特等席はすでにいっぱいである

待つこと2時間。。やっと牛が来た。。


ちっさ!!
3階バルコニーと言えど、欧州では0階が存在するため、実質4階なのである。

しかも、6秒ほどで走り去られてしまった。。。

後に残るのは6秒に280€も支払ってしまった虚無感のみである。。。



またパンプローナの街にはまだ闘牛場もあって、生の闘牛が見れるとのこと。

闘牛場のチケットを買わなければならないのだが、どこで買おうか。。。??

心配しなくて大丈夫!闘牛場の周りにはダフ屋のおっさんで溢れているのだ。

当然、おっさんたちと一戦交えなければならない。

18時開場であるため、18時に近くなればなるほど、叩き売り状態になるため、今度はこちらに分があるのだ。

280€の虚無感から、こちらもチカラが入り、叩きまくって購入してみた。

大人3人、子ども2人分を115€で決済し、意気揚々と入場したのであった。


ここでチケットを提示すると、、、

係員が小生たちをみて、、つぶやいたのである。

係員: 「Oh, Madre mía !!」、、、(なんてこった!!)

KMT: 「ん?どうした?このチケットは偽物か?」

係員: 「なんで子どものチケットも買ってんの?子どもは無料やで。」

KMT: 「。。。」

係員: 「しかもこの席はモロ日向で暑すぎて子どもにはムリやで。」

KMT: (╬◣ω◢)

あのおっさんめ!このオレ相手にキッチリ仕事しやがるとはえー度胸、、、(╬ಠ益ಠ)ゴルァ!!


何とか怒りを鎮め、いざ闘牛観戦へ。。初めて観た生の闘牛。


寄ってたかって、一匹の牛をおちょくり、チクチクと針を刺して怒らせるのである。

そして、鋭い剣を突き刺すのであるが、これがまた上手く刺さらず、嬲り殺すのである。


下手くそなマタドールめ!

もはや、人間の所業ではないように思われる。

子どもたちに観せるべきではなかった。。。と後悔しつつ、早々に闘牛場をあとにした。

闘牛。。動物愛護団体に干されるのも納得の興行であった。


今回の総括として、、

アンドラ公国は真夏もしくは真冬に訪れた方が満喫できると思われる。

サンセバスチャンは噂に違わぬ食の街であった。

アルタミラ洞窟は全く行く必要のない観光地である。

最後にパンプローナ、、、

ダフ屋おっさんが来世は牛に生まれ変わるよう願うばかりである。









2016年8月27日土曜日

Andorra, San Sebastian, Pamplona ①

う~ん、、実に1ヵ月以上もブログを放置してしまっていた。。。

バルセロナに来て早1年、飽きっぽい性格は全く変わっていない。。。

そもそも、このブログはどのくらいのヒトが読んでくれているのだろうか??

本ブログは「私の、私による、私のための旅行記」である。

そのため、ほぼ日記と化してしまっている感も否めない。

小生はバルセロナ滞在中に1ヵ月に1回、海外旅行にいくことを心がけている。

気を取り直して、書き記していこう。


義母がチビ出産前後の手伝いで来西してくれて3か月が過ぎようとしている。

メシ、チビどもの風呂、学校の送迎、などなど枚挙に暇がない。

そんな義母もいよいよ帰国する日が近くなってきた。

当然、どこかに旅行しなくてはいけないのである。

というわけで今回、アンドラ公国、北スペインに遠征したので報告しよう。


日増しに暑くなってきた7月上旬、小生は早めの夏休みを頂くことにした。期間は1週間。

通常、スペインにおける社会人の夏休みは4週間らしい、、、そら、この国の経済状況は好転せんわ。。


7/5夕刻、予約していたレンタカーを取りに行ったところ、カウンターには長ーい行列が。。。

ここスペインでは、行列ができているから対応を急ぐ、応援の店員を呼ぶ、といった概念は全くないのである。

1時間ほど経過し、やっと順番が回ってきたのだが、まだそのクルマが戻ってきてないとのこと。

KMT: 「おいおい、他にクルマないの?」

店員: 「ごめん、ないのよ。。5人乗りやったらあるんやけど。。」

KMT: 「すでに1時間遅れてんやで。他の店にもないんか?」

店員: 「空港店に1台あるみたいです。これから取りに行くと、、、1時間かかります。」

KMT: 「。。。」

ガソリン満タン返し免除の刑に処し、2時間押しでやっとクルマを手に入れることができたのであった。

午前1時、バルセロナから約200km離れたアンドラ公国に到着した。




ホテルのバルコニーからみたピレネー山脈


スペインとフランスの国境に位置するアンドラ公国。公用語はカタルーニャ語であり、ほぼほぼスペインである。

夏は避暑地、冬はスキー場として観光客を集めているマイナスイオンいっぱいの国である。

酒やタバコ、ブランド品が免税となり、安く購入できるとのことであるが、特に安くなかった。

1回行けば十分な国であろう。


その後、ピレネー山脈を下り、フランスへ。

途中でみかけた太陽に背をむけているひまわりたち



北上すること470km、美食の街サンセバスチャンに到着した。


バルが立ち並ぶ旧市街

2晩で8件ほどバル巡りをしたのだが、ここが1番美味かった。


2日連続で来てしまった。。


あまりの美味さにピンチョスの写真を取り忘れてしまったのが残念でならない。


展望台から望むコンチャ湾。


残念ながらくもりであった。

国境の街、オンダビリア。


川の向こうはフランスである

サンセバスチャンから西へ100km、ガステルガチェ(Gaztelugatxe)に到着。


いとをかし。。
先まで降りたかったのだが、車道がなかったこと、チビを抱っこするのは小生の役目であったことから、却下した。


その後、さらに150km西へ、、、アルタミラ遺跡に到着。


アルタミラ博物館

アルタミラ遺跡、、、そうあの「NEW HORIZON」のアルタミラ洞窟である。

80-90年代に中学生をしたヒトは知っているだろう。

英語の題材であったにも関わらず、ここスペインに在ったのはびっくりである。

バルセロナからはるばる1000kmやってきたのだが、、、なんとレプリカしかみれなかった。

しかも、写真も禁止とのこと。相変わらず意味不明な国である。

早々にアルタミラをあとにし、Airbnbで予約した宿へ。


軒先でバーベキューができる


広々とした庭
なかなかの家であった。

続く。。。





2016年7月20日水曜日

Italia Milan

最近はチビの手続きに翻弄され、良好な精神状態を保てず、ブログの更新もおろそかになってしまっていた。

この西方見聞録のテーマは旅行記である。

再度キモに銘じ、気を取り直して続けていこう。


インドに住んでいる親友が早めの夏休みでイタリア旅行にくるらしい。。

北イタリアをクルマで周遊するとのことであった。

当然、合流しなければならない。

しかし、生まれたてのチビはまだ旅行はキツいであろう。

仕方なくチビと家内をバルセロナに残し、産後手伝いで来西してくれた義母、長女、長男を連れて、

ミラノに遠征したので報告する。


まず日程である。仕事の都合もあり、6/25-26の土日しか使えない。

くそっ、もう一日あれば十分ミラノを満喫できるのに、、、、仕方なく6/25(土)早朝のフライトを予約した。

当然、航空会社は例の予約変更・キャンセルの類を一切受け付けないライアンエアーである。

帰りは6/27(月)の早朝マルペンサ空港発のイージージェットにしてみた。ていうか安かったのでそうした。

予約して3日後、同僚から6/24(金)がスペインの休日であることを告げられたが後の祭りである。

もうこの程度のことでは動じなくなってしまった。


さて、往路。どうやらライアンエアーの便はベルガモ空港に着陸するとのこと。

Google Mapで調べてみると、そこはもはやミラノではなくベルガモという隣町なのである。

ミラノでの移動を考えて、レンタカーを手配しようとすると、、、

ベルガモ空港で借りて、マルペンサ空港で返すとなんと乗り捨て料金が190€もするのである。

仕方なく、ベルガモ空港からシャトルバスで移動し、ミラノ中央駅で借りることにした。


ここである問題が、、、小生はよくRentalcar.comでレンタカーを手配している。

いつも事故などをカバーした「フルプロテクション」なる保険を付け、予約書にそう記載されているのだが、

営業所に行くと、必ず係員が別の保険を勧めてくるのである。

KMT: 「予約書にはフルプロテクション込みになっとるけど、」

係員: 「でもこのクルマは未保険です。」

KMT: 「でもここにフルプロテクション込みって書かれとる」

と言っても、日本語が読めないのである。

KMT: 「とりあえず、その保険は要らん」

係員: 「じゃあ、事故ったら費用は全部クレジットカードからさっぴきます!」

と撃ちこんできやがったので、

KMT: 「いーよ。そんなことしても、こっちでカード止めて支払わんから」

と迎撃し、店をあとにした。

そういえば、セビージャやアイスランドで借りた時も店員が同様のことを言ってたな。。。

旅行者相手に保険を二重に入らせてボろうとしているのか、、本当に保険に入っていないのか、、

フルプロテクションはRentacar.com独自の保険なのか、、

Rentacar.comに聞いてみたいのだが、日本語窓口がないのである。

誰か本当のことがわかったら、教えてほしい。


やっとクルマをゲットし、待ち合わせ場所であるガルダ湖へ向けて出発である。

当方、子ども2名。親友家族も3名の娘がいるので、子ども達が遊べるようにと目的地を湖にしたのであった。


ガルダ湖畔



船に乗ってシルミオーネへ


シルミオーネの旧市街

旧市街は死ぬほど暑かった。。

あまりの暑さでバテたのか、、ビールを飲み過ぎて酔ったのか、、道中は歩くのもキツく、、

人生で初めてアイスクリームを残してしまった。。もったいない。。


ちょうど良いカンジの日陰湖畔に移動。





翌日は名もなき牧場へ。








イタリアのメシは本当にうまい。日本と同じで炭水化物が主食だからかな?

ピザ、パスタ、あまりのうまさに写真を1枚も取っていなかったことにびっくりしてしまった。


昼過ぎに親友家族と別れ、一路ミラノ市内へ。

せっかくミラノに来たからには、ダ・ヴィンチ作、「最後の晩餐」をみなければならない。

地球の歩き方によると、完全予約制でガイド付きの入場になるとのこと。当然、予約が必要である。

何度電話してもつながらず、やっとつながってもイタリア語のアナウンスで終わってしまう。。。

ネット予約も間に合わんし。。

しかし、とりあえず行ってみようか。

閉館30分前に到着! 券売り場に突撃すると、入場券が1枚だけ残っているのとのこと。

価格は10€。現金一括払いで購入してやった。 とりあえず、義母に入ってもらうとして、、、

KMT: 「もう券はないんか?子ども2人どうにかならんか?」

売り子: 「子どもも入場券が必要です。」

ちっ、こいつはハナシにならんな・・・。

ブツブツ言いながら戻ると、すでにグループは入場し終わって、トビラを閉めかけているじゃないですか!

KMT 「うおぉい、ちょっと待ってくれ!」

義母を押し込むついでに、どさくさに紛れて、子ども2人もトビラの向こうへシレっとねじ込んでやった。

結果、子ども2人は無料で「最後の晩餐」を鑑賞できたのであった。


さすが、傑作である

その後、どうしても行きたかったトコロへ、、、


アルマーニのアウトレット

クルマでないと辿り着けない場所に位置しているが、品揃えは極めて豊富であった。

それにも増してビビるのが「価格」である。

以前に日本で買いそびれていた、欲しかったジャケットがあったので購入してみた。

「うーん、日本のアウトレットより少し安い程度やな。。」と思っていたら、なんとレジで

そこから半額になったのである。 思わず店員に抱きつきそうになってしまった。。

さらに空港で申請すると、税金部分が還付されることも記しておこう。


また日本のアウトレットではまず遭遇しない、小生の29cmの足にフィットする「現品限りの靴」たち。

気が付くと、2足購入していた。。 もう踏んだり蹴っ、、 至れり尽くせりである。

本帰国前に必ずもう一度来よう、と決意しミラノをあとにしたのであった。




2016年7月15日金曜日

NIE取得①

NIE:Número de Identidad Extranjero

直訳すると「外国人識別番号」である。


大学受験、医師国家試験、学位取得、1級船舶免許、これまでの人生で数々の難関をクリアしてきた。。。

しかし、、、ここスペインでNIEを取得することは、医師国家試験に合格するよりも困難であろう。。。

NIE取得の壁に阻まれて、スペインから撤退した日本人はその数、200万を超えると言われている。


前回も書いたが、、、

「本もなしに病気の勉強をするのは、海図も持たずに航海するのと同じである」 William Osler

「海図がないけど、とりあえず航海に出よう。遭難したらその時に考えよう」 KMT

今回NIE更新に際し、タイタニック並みの遭難してしまったため、

後に訪れる日本人たちが安心して航海できるよう祈念し、詳細に記しておく。。


2015年8月にバルセロナに来た際にNIE取得の手続きを行ったが、仲介業者まかせであったため、

ほとんど覚えていない。。よって、今回は「更新の手続き」および「出生児の手続き」について述べる。

まずNIEの重要性について、、、

NIEが記載されたカードは居住許可証も兼ねており、これを持たずヨーロッパ内(正確にはシェンゲン協定国)に

長期滞在すると、不法滞在になってしまうのである。
(日本国民はVISAなしで180日間のうち90日はシェンゲン協定国に滞在できる)

よって、日本出国時に取得した「長期滞在VISA」を居住許可証に切り替えなければならないのである。。。

このNIEカード(居住許可証)を持っていなくても日常生活ではさほど困ることはないであろう。

しかし、不動産契約、学校などはこれがないとハナシにならない。。。

最も困るのが旅行である。。これを持たずシェンゲン協定国外へ出てしまうと、スペイン帰国時に

空港などの出入国カウンターでハジかれてしまい、元の国へ強制送還されるため是非注意されたい。


さて、「出生児の手続き」である。

今回なぜ遭難したか、、、それはNIE取得には約3ヵ月かかるというのが最大の要因である。

チビは5月生まれ、7月に日本へ一時帰国し、8月にスペインに戻ってくる予定であるが、、、

チビはスペイン生まれの日本国籍、日本のパスポートを取得している。(パスポート取得に約1ヵ月)

往路はバルセロナ → フランクフルト(出国) → 関西 

復路は関西 → フランクフルト(入国) → バルセロナ

である。

よって、復路のフランクフルト(入国)でNIEカードが必要なのである。

しかし、そもそもチビはまだ生後90日を経過していないため、NIEカードは必要ないハズだが、、??
(日本国民はVISAなしで180日間のうち90日はシェンゲン協定国に滞在できる)

色々情報を集めてみると、VISA関係は航空会社が詳しいとのこと。。。

乗客が到着地で入国できなかった場合は航空会社の責任となり、タダで出発地に連れて帰る義務があるらしい。

早速、全日空に問い合わせてみた、、が、「わからない」の一点張りであった。

ここで引き下がる訳にはいかない。

小生はANAダイヤモンドメンバーであるためダイヤモンドサービスデスクから再度攻め込んでみた。

すると、すぐに「調べてみます」とのことであった。最初からそうしてくれ。。

ほどなく、返事がきた。

ANA小娘: 
「ドイツ大使館に聞いてみました。すると、カードがないと復路の入国どころか、往路の出国もできないそうです。」

全くもって、意味不明である。

ANA小娘を問い詰めても仕方ないため、ドイツ大使館に電話をかけてみた。

KMT: 「誰がそんなことを言った?そいつと電話代われ。」

ドイツ大使館: 「担当者いません。」

何度もかけたが、担当者はずっと不在のままであった。。。

次にスペイン大使館に問い合わせてみた。

山〇内というおっさんが意味不明な言語を繰り返すだけで全く解決できず。。

在バルセロナ日本大使館、在日本ドイツ大使館、在日本スペイン大使館

いずれの大使館にもヒト以外の生物が働いていることだけはわかった。。。

数日後、ANAから連絡があり、「往路・復路ともにNIEは必要ありません」とのことであったが、

全く信用できないのであった。



ここスペインではこのNIE取得が間に合わず、海外へ出かける必要があるヒトのためにある書類を発行している。

そう、かの有名な「Autorización de Regreso」である。

いわゆる、「帰国許可証」である。しかし、この書類ほど使えないものはない。

通常日本からスペインに戻る場合、直行便がないため、他のEU国で飛行機を乗り継ぐ必要があるのだ。

当然、最初のEU国で入国審査を受けるのだが、スペイン語で書かれているため審査官が読めないのである。

しかも、よく読むとスペイン国内のみ有効(つまり、、他のEU国では無効)と記されているのである。

ドイツの入国審査場でこの「Autorización de Regreso」を提出し、シェンゲン国外追放の刑に処される

日本人が後を絶たない。。

通常はイギリス(シェンゲン協定国外)に島流しにされ、再度スペインに戻ってくる経路になるとのこと。

何とも末恐ろしく、かつスペインらしい書類である。


そういうわけで、いよいよ7月のバルセロナ出国までにNIEカードが必要になってきたのである。

だが、間に合うのであろうか。。。


まず、
NIE取得はネット予約から始まる。
(取得方法は後に詳細に記載しよう)

しかし、この予約が全く取れないのである。

数年前の8月、スペインに大量の移民がきたらしい。その移民のカード切り替えが毎年6-8月になるため、

6-8月は予約がほぼ取れないとのこと。。

毎週木曜日朝8時からネットで予約枠を開放するのだが、2週間毎朝8時にクリックしても予約が取れない。

後に判明したのだが、「出生児の手続き」は予約が要らないとのこと。

なんてこった、2週間もムダにしてしまった。。。


まず、ここに行く。

Calle de Múrcia 42, Barcelona

Oficina de Extranjería en Barcelona





通常は予約の紙がないと、中に入れないのだが、、、

入口のガードマンに出生児の登録にきた旨、伝えると中へ入れる。


必要なものは、、、

① パスポート

② 申請人のNIEおよびパスポート(通常は親)

③ 出生証明書

④ 医療保険の契約書(DKVなどスペイン資本のものが無難)

⑤ 銀行の残高証明(家族5人分で約2万€)

⑥ 住民票(Empadronamient)

⑦ これら全てのコピー

チビ本人は来なくても良い。

以上で完了である。


その後、7-10日ほどでネット上で書類審査が通ったかどうか確認をする。

確認の仕方は、、、まずここから https://sede.administracionespublicas.gob.es/

赤丸をクリック

赤丸をクリック



このページをスクロールし、、、


赤丸をクリック


赤丸をクリック

必要情報を打ちこむ

すると、、、

FAVORABLEを確認


これで書類は無事に受理された。。この画面は印刷しておくこと。

さて、次は指紋採取の予約である。

またこのページから、、、 https://sede.administracionespublicas.gob.es/


赤丸をクリック


赤丸をクリック

赤丸をクリック

赤丸をクリック

TOMA DE HUELLASに合わせてACEPTAR

赤丸をクリック



必要事項を打ちこむ

番号を打ちこんで赤丸をクリック






すると、このような画面に行きつく。。

バルセロナ県であれば、どこの警察署でも受け付けているとのこと。


必要事項を打ちこみ赤丸をクリック

やっと、予約画面に辿り着いた。


好きな日を選ぶ。

これで完了である



この指紋採取の予約、、

「RAMBLA GUIPSUCOA, 74」が最も大きい警察署であるが、ほぼ1ヵ月先しか予約が取れないことと、

係員の態度が極めて悪性であることから、避けることをおススメしたい。


しかし、、この予約が帰国日に間に合わないのである。

当初から間に合わないことが予想されたため、手続きがスムーズにいくように弁護士その①に依頼した。

7月の帰国日までにNIEカードが欲しい、考えられるあらゆる手を尽くしてくれ、と依頼しているのに、

のらりくらりとスペイン人丸出しで、しまいには7月帰国日以降の予約を取ってくる始末であった。

そのくせに残金を要求し、こともあろうか「Autorización de Regreso」を勧めてきやがったので、

厳しく指導してやった。

仕方なく、帰国日が迫っているから早々に指紋採取をしてくれ、とGUIPSUCOAの警察署にかけあってみた。

ここで、またスペイン人気質を思い知らされるのである。

知らないことを「知らない」と言わず、思ったことを言うのである。

「午後に来い」、「月曜日に来い」など、30度越えの炎天下の中、2回チビを連れていった。。

しかし、2回とも門前払いであった。。。この国はもはや発展途上国である。。

結局自分で予約を取るハメに。。なんで弁護士に依頼してんのに自分で予約せーなあかんねん。。。

すると運良く、隣町(Sant Cugat)の警察署で帰国前日に予約を取ることができた!

しかもSant Cugatでは指紋採取と同日にNIEカードを発行してくれるとのこと。

念には念を入れて、弁護士その②に再依頼してみた。。

予約日は帰国前日のため、今度ミスるとNIEカードなしで帰国しなければならないのだ。

本当に当日にNIEカードを発行してくれるのか、を弁護士その②に2度確認をさせた。

すると、大丈夫とのこと。

そして、当日警察署へ。持っていくものは、、、

① 指紋採取の予約書

② パスポート

③ 出生証明書

④ 書類審査時にもらった紙

⑤ FAVORABLEの画面を印刷した紙

⑥ 写真2枚

⑦ Empadronamient

⑧ 両親とそのパスポートとNIE

⑨ チビ本人

である。


実は乳児、幼児はチビすぎるため、指紋採取の必要はないとのこと。書類と写真を渡して終了であるが、、、、

なんと、、、NIEカード発行には4週間かかるとのこと。

おいおい、弁護士通じて2回確認したよな?

しかも、コイツも「Autorización de Regreso」を勧めてくる始末。。

結局、NIEカードなしで日本に帰ることになってしまった。ドイツで島流しに処されるかどうかは運次第である。


最後に、、

スペインの窓口系係員は筆舌に尽くし難い行動をとる。決して窓口系スペイン人を信用してはいけないのである。

以上。




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