2016年4月30日土曜日

Bruselas Ámsterdam

最近のバルセロナは春めいてきておりますが、まだまだ寒い日が続いております。

毎朝バイクで通勤しているのですが、結構寒いんですね。気温は10度ぐらいでしょうか。

4月はまた雨も多かった。。。日本でいう梅雨なんでしょうかね。

同僚たちに聞くと、6月にはビーチに行けるよ、とのこと。。

うーん、、、バルセロナには春がないんでしょうね。


さて、今日は先日ブリュッセルとアムステルダムに行ってきたので報告しよう。

4/9-12まで欧州臨床微生物感染症学会(ECCMID)がアムステルダムで開催されました。

アムステルダムは2回目なので、単に行くだけでは面白くないため、ブリュッセル経由でいってみました。

2月に例のライアンエアーでバルセロナ発ブリュッセル行きのチケットを購入したのですが、、、

みなさまご存じのとおり3/22のテロのため、ブリュッセル空港が閉鎖されてしまったのです。

空港が閉鎖されているにも関わらず、ライアンエアーのHPではチケットのキャンセルができないんですね。。。

また、欠航にもなっていない様子。。HPをよく見てみると、、、、

ブリュッセルのはるか南70kmに位置するシャルルロア空港に振り替えているのでキャンセルできないとのこと。

なんと強引な手口であろうか。。。そんな遠いところに降ろされてもどうしようもないやんけ。

しかし、キャンセルできない以上、行くしかないのである。

シャルルロア空港のHPをみてみると、ブリュッセル市内までシャトルバスが出ているとのこと。

早速、15€でチケットを購入。出発当日、空港に行ってみると、、、、

「今日からブリュッセル空港にいきます」とのこと。。。おい、しばくぞ。

一瞬で15€がムダになり、ブリュッセル空港に到着。

ブリュッセル空港は兵隊だらけ

本物のマシンガンを持っていました。

でも自爆テロなんやから、そんなモンで撃ったらもっと爆発するのでは??、と思うのは小生だけでしょうか。。

せっかくなので、空港内を少し散策してみました。

通常のチェックインカウンターは爆破されたらしく、プレハブ小屋で手続きしておりました。


もはや難民の入国審査である

また市内への鉄道、シャトルバスはまだ営業を再開していないとのこと。


さて、市内へはどのように行けば良いのか??運よくスペイン語が話せるベルギー人と仲良くなり、

彼女も市内へ行くとのことなので、ローカルバスで一緒に連れていってもらうことにしました。

バス、電車と乗り換えること2回。。途中でEU本部の前も通りました。

これの前の駅でも爆破があったようです


いたるところに装甲車が止めてありました。

もはや観光どころではなかった。。

しかし、ブリュッセルに来たからには「小便小僧」を見なくてはと思い、足を運んでみたところ、、


なぜかドラキュラの恰好をしている。。

シンガポールのマーライオン、、、コペンハーゲンの人魚姫、、、そして、ブリュッセルの小便小僧。。

世界3大がっかり名所の名に恥じないクソガキであった。。


そして、アムステルダムへ。。


5年ぶりのアムステルダム

学会場へ到着!

さっそく、日本から参加している上司に挨拶へ。。


なんとホテルオークラがあるじゃないですか

肉うどん

8か月ぶりに食べた本物のうどん。。。教授、ごちそうさまでした。。泣

そして、ホテルにチェックイン。。会期中のホテルはやたらと高額になるため、安ホテルを予約したところ、、

さすが、二つ星ホテル。。6階なのにエレベーターがなく、やたらと急な階段のみであった。


もはやハシゴである


アムステルダムと言えば、運河。

うーん、、水は汚い


アムステルダムと言えば、風車

ザーンセスカンスの風車

アムステルダムと言えば、、、

???

最終日は「ゴッホ美術館」へ。

絵画のことを全く知らない小生でも「ひまわり」にはただならぬ威圧感を感じたのであった。。。



ひとつ持って帰ってみようか


ブリュッセル、オランダ。。まずまずの国であった。





2016年4月16日土曜日

Italia Grecia③

日本では熊本で大きな地震があったようですね。

僕自身、阪神大震災は大阪で、東日本大震災は東京で、経験致しました。

こちらでもニュースでやっており、同僚たちが心配してくれました。

東日本の時は大学から医療救援隊として支援に行きましたが、今回は何もできそうにありません。

日本に帰ったら、熊本の名産品をたくさん買うことにしよう。。


さて、今日はエーゲ海クルーズの3回目、、、ここで少し部屋の紹介をしておこう。

奴隷部屋の方はかなり狭く、ベッド以外何もない。当然、窓もない。。コンセントも一つしかなかった。



この空間で数日間過ごすのは、家族ならまだ大丈夫であるが、友達同士ではかなりキツいように思われる。

一方で、貴族部屋は


これはHPの写真、、しかし概ねこのとおりであった




バルコニーにて



しかし、この貴族部屋、、、幸か不幸か最上階に位置するため、ものすごく揺れるのである。

振り子の原理であろうか、、逆に奴隷部屋は船の中心部に位置するため、揺れがかなり少ない。
(よって、最終日は奴隷部屋に移動したのは言うまでもない)

クルーズ船において、部屋の選択は旅の満足度を大きく左右するものである。

貴族部屋は穏やかな日は優雅であるが、悪天候時には極めて悪性度が高くなることを念頭に置く必要がある。



散々な思いをしながら、やっとアテネ・ピレウス港に戻ってきた。

時間は午前7時。。フライトまで少し時間がある。。。当然、アクロポリス遺跡に再戦を挑まなければならない。

電車を乗り継ぎ、アクロポリス駅に着いた。地球の歩き方(iPad)によると、午前9時から開くらしい。

駅前のBarで朝食を摂りつつ、幸いにも店主にスーツケースを預かってもらうことができた。いざ、出陣!

長い長い階段を昇り、入場券売り場へ。しかし、9時を過ぎても一向に開く様子がない。。

おかしいな、、? 近辺の売店で訪ねてみよう。。

KMT: 「切符売り場は何時に開くんや?」

売店のおばちゃん: 「今日は独立記念日やから、アクロポリスも休みやで。」

あまりのショックでさすがのiPadもフリーズしそうになっていた。。。

せめて、遠くから写真だけでもと思ったが、、

おまえも工事中か。。。

もう、どうしようもない。。。


気を取り直して、最終目的地のヴェネチアへ!

VOLOTEA航空という超マイナーなLCCを利用してみた。何の説明もなく、普通に1時間以上遅れていた。


水の都ヴェネチア。


さすがに運河が多い


川の水はかなり汚い

そして、サン・マルコ広場へ

知らない老夫婦がなぜかカメラ目線である。

このサン・マルコ大聖堂の迫力は写真では伝えることができない素晴らしいものであった。


そして、帰国へ。

ヴェネチアからの帰り方であるが、ヴェネチア発のフライトはかなり高めに設定されているようである。

バルセロナまで1人120€ほどであった。これが5人分となると、なかなかの金額になってしまう。

そんな時はボローニャ空港を使うのが良いであろう。

前述のライアンエアーであるが、かなりのフライトを飛ばしている。今回、バルセロナ行きは30€ほどであった。

ヴェネチアのサンタルチア(Santa Lucia)駅から90分8€ほどでボローニャ中央駅に行くことができ、

また中央駅のロータリーから空港バスが出ているため、かなり便利である。

そして、バルセロナに到着。


今回の総括として、、、

① 「ローマの休日」の階段、工事中。

② コロッセオ、営業時間外。

③ アテネ行きの便、7時間待ちかつ8諭吉の追加。

④ クルーズ前に「地球の歩き方」紛失。

⑤ クルーズ、概ね揺れのため気分不快。

⑥ ミコノス島、くもり。

⑦ パトモス島、上陸できず。

⑧ サントリーニ島、上陸できず。

⑨ アテネのアクロポリス観光、休日。


大殺界の名に恥じない、なかなか充実した旅であった。。












2016年4月14日木曜日

Italia Grecia②

楽しみにしていたアクロポリス観光。アクロポリスといえば、パルテノン神殿である。


その昔、キン肉マンにでてきたパルテノン


キン肉マン世代の小生は実に楽しみにしていたのだが、ブエリング航空のせいで叶わぬ夢となった。。


そして、アテネ・ピレウス港に到着。

乗る船はこれ。

なかなかの大きさである
ここでマメ知識。。。

小生たちは5人で乗船したため、必然的に2部屋予約しなければならなかった。

知ってのとおり、クルーズ船は部屋のグレードによって代金が大きく異なるのである。

最安値の部屋は船の中心部に位置する窓がない2段ベッドが2つ置かれた奴隷部屋であり、

最高値はスイートルームで、バルコニーで日差し・潮風を浴びながらビールが飲める最上階の貴族部屋である。

予算を抑えるために貴族部屋と奴隷部屋を一つずつ取ることにした。

日中はみんなでバルコニースイートに滞在し、寝るときだけ奴隷部屋に行けば良いのである。

最上階バルコニースイートは優越感に浸れるその名に恥じない素晴らしい部屋であった。




そして、AM11:00出港!出港してからほどなく、また大殺界が炸裂するのである。

なんと「地球の歩き方 ギリシアとエーゲ海の島々」を港に置き忘れてきたのであった。

行く先々の島での情報が全く得られなくなってしまった。どうしよう。。。

幸いにも仲良くなった日本人新婚カップルさんに借りることができ、iPadで写真を撮りまくった。

そんなこんなで、最初の島「ミコノス島」に到着。

いまひとつである

晴れていれば、海の青と建物の白のコントラストが映えるのであるが、当然天気は「くもり」である。


ここもいまひとつ
ミコノス島の風車
そして、船に戻る。。


翌朝、トルコのクシャダシに着港

バルコニーからみた港

この街では観光にクルマが必要であったためガイドを雇った。

エフェソス遺跡



中心街

トルコアイスが食べたくて、探してみたが見当たらず。。

店のヒトに聞くと、3月は寒いから開いてないとのこと。なんてこった。。。


そして、丘の上から、、


クシャダシの街並

写真を撮ろうとしたら、何故かガイドのおばさんが真ん中に入ってものすごい笑顔を放ってきました。

いやいや、おまえが写真撮れって。。。   その後、土産物屋に連れていかれる。


革製品の店
ここで義妹が気に入ったカバンに遭遇し、値切るのを手伝ってほしいとの要請があったため、出陣してみた。

まず、日本円にして30000円から20000円まで下げてやった。。

店員は「Last price! last price!」と必死に連呼していたが、残念ながら相手はこの私である。。

最終18000円まで押しきり、レジへ向かった。

レジに向かう途中、店員が「やっぱり、19000円はだめ?」と困り果てて訴えてきたため、

大阪人の客には特に気をつけるよう注意を促し、やっぱり18000円で決済してトルコを後にした。。

最後に店員がボソッと「あのアメリカ人は27000円で買ってくれたんだよ。。。」と言っていたのが印象的であった。



次の目的地はパトモス島。

しかし、あまりの高波のためパトモス島に着岸できず、船はロードス島に向かうのであった。


ロードス島でもガイドを雇った。

ここでもう一つマメ知識。どのクルーズでも同じであるが、行く先々での観光は別料金なのである。

しかも船内で受け付けているオプショナルツアーは極めて法外が価格が記されている。

例えば、ロードス島4時間ツアー 1人68€。。。?? 5人で行ったら大変なことになってしまう。。

大丈夫。このようなツアーに申し込む必要は一切ない。

港に降りるとタクシーのおじさんたちが手ぐすねを引いて待っているからだ。

普通にいくとボラれてしまうので、ここでおっさんたちとの交戦方法を伝授したい。

それは、、、「船から最後に降りる」 である。

最後になると、おっさん達も本日の売り上げがゼロになるかどうかの瀬戸際なので、値切りたい放題なのである。

まず、いい値の半額から始めてみよう。。すると両手を広げ半笑いで「それは無理だ」みたいなことをし始めます。

ここですぐに「No, thank you」と言って立ち去る。あれこれ言わず、スッと立ち去ろう。

するとすぐに「Wait, wait !」といって追いかけてくるので、あとは各自の戦闘能力にお任せしたい。

また追いかけてこなくても、大丈夫だ。別のおっさんがすぐに近寄ってくるし、、

しまいにはおっさんたちが並び始める始末である。こうしてぜひ最安値を確保して頂きたい。


ハナシを戻そう。ロードス島である。

旧市街



アクロポリスの競技場

風が強かったせいかとても寒く、ロードス島は満喫できなかった。。

夕方、クレタ島に向けて出発。

翌朝、クレタ島ヘラクリオンに到着した。ここもガイドを雇った方がよい。

さっそくミノタウロス伝説のクノッソス宮殿へ。

確かに極めて複雑な構造をしていた

ヘラクリオンの街並み

ガイドのおじさんは親切にも旧市街を案内してくれました。

すると、なんと、その間にタクシーが駐禁をきられているではありませんか。

小生に値切り倒された上に、駐禁。。。おじさんも大殺界だったのかしら?

泣きそうになっていたので、チップを20€あげることにしました。(それでもまだ、通常より安いのだが、、)

そして、船はメインイベントのサントリーニ島へ!


サントリーニ島。。。強風のため上陸できず。

遠くにサントリーニの街並みがみえる

船長が船内放送で必死に言い訳しているのが妙に腹立たしく、船内で一揆を起こしそうになってしまった。

しかし、最終日の揺れはひどいものであった。机の引き出しが勝手に開いてしまうぐらいの揺れである。

家族は当然船酔いのため吐きまくり、飲水もままならず大変であった。

幼少期から祖父、親父に連れられ船に乗り、1級船舶免許を保持している小生でも、食事量が減ってしまった。

そして、楽しみにしていた「エーゲ海クルーズ」もついに終わりを迎えるのである。


続く。