2016年10月10日月曜日

Napoli, Lampeduza, Arezzo ③

さて、いよいよランペドゥーザ最終日。。船が飛んでしまう海へ。

ホテルで朝食を摂りつつ、ビュッフェであったため、船の上で食べるパンもこっそり頂いておいた。

朝10時、「海の家」に集合。みんなで港まで移動し、いざ出航♪

小ぶりではあるが、十分である。

船長はGiovanni:ジョバンニという若者、英語でいうとJohn:ジョン、ちなみにスペイン語ではJuan:フアンだ。


なかなかのナイスガイだ。

ホテル前のビーチを通過、

みんな同じ海に向かっている

20分ほどで到着!

うーん、、、さほど飛んでないな。。。もう少し近寄ってみるか。。



おおぉ。



おおおぉ。


おおおおぉ。

いたるところで飛びまくってるじゃないか!!

この写真を撮るにはいくつかの条件が揃わないといけない。

① ある程度の高さ

② 海底の影

③ 日光

である。

港で貸し出している小型ボートでは高さが足りないため飛ぶ写真は撮れないのだ。

ぜひ、2階デッキのあるクルーザーをチャーターしてほしい。





またこのようにヒトの体では小さく、海底に影が映らないため飛べないのであった。


DAGのボートでは高さが足りない。

ひとしきり遊んだあと、帰途についた。

子どもたちはぐったりと寝ていた。



さて、チャーター船についてである。

この周辺は凪であるため、船酔いはまずしない。

結構時間を忘れて遊べるため、8時間コースでも大丈夫そうだ。昼食のBBQもオツである。

よって、家族だけの貸し切り船にこだわらなければ、大きな船でもアリと思われる。


一番でかい船。おそらく80€


通常の乗り合い船。60€ぐらい?

貸し切りが良ければ、「Hotel Baia Turchese」前のビーチにある海の家でジョバンニを指名すると良いであろう。

海の余韻に浸りながらランペドゥーザ島をあとにした。。。



さて、旅の最終日。ローマからどうしても行きたかったトコロへ行ってみた。。。

そう、あの名作「Life is Beuatiful:ライフ イズ ビューティフル」のロケ地、アレッツォである。







チャリで下る広場

グイドの本屋

ほんとに泣ける映画であった。



今回の総括として、

バチカン市国: 儀式のためヒトが多すぎて全くみれず。

カプリ島: 今度行ったら、船頭のおっさんに回し蹴りをいれる。

ナポリ: 街は少し汚い。時間がなく、中心街には行けなかった。。。

ランペドゥーザ島: ホテルの質は良くないが、「船が飛んでしまう海」は最高であった。

アレッツォ: 観光は半日で十分だ。


特にランペドゥーザの詳しい情報はなかなか得ることができない。

後に訪れるヒトたちが本旅行記の情報によって一段と楽しんでもらえるよう願うばかりである。


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2016年10月1日土曜日

Napoli, Lampedusa, Arezzo ②

いよいよ、Lampedusa島である。

「地球の歩き方」はもちろん、ネット上にも本島に関する情報は極めて少ない。


以前にも書いたが、、、

「本もなしに病気の勉強をするのは、海図も持たずに航海するのと同じである」 William Osler

「海図がないけど、とりあえず航海に出よう。遭難したらその時に考えよう」 KMT


今回我々は前情報がほとんどない中、Lampedusa島に上陸し、くまなく探索した。

後に訪れる日本人が本島を心置きなく満喫できるよう祈念し、詳細に記載しておく。。


まず、行き方であるが、、空路が一般的である。

海路もあるようであるが、時間がもったいないこと、揺れが激しいことからおススメできない。

ローマ、ミラノ、ベネチアなどから6-9月限定でAlitalia航空、Vueling航空などが便を飛ばしている。

価格は時期にもよるが、50-100€ぐらいだ。

小生たちはローマからBlue Panorama航空というアヤしげな便を予約した。


そして、ホテル。。

言うまでもないが、「ホテルの質および立地」は旅の満足度を大きく左右するものである。

賑やかな中心街に泊まるか、、、浜辺に泊まるか、、、

せっかくLampedusa島に来ているのだから、圧倒的に海を満喫できる後者であろう。

Google Mapで一生懸命ビーチを探し、ホテルからの距離も鑑みた結果、ここに陣を敷くことにした。


このホテル、なぜかBooking.comやTrivagoから予約ができないのである。

ホテルのHPから予約しようとするのだが、イタリア語のみで全く読めないのだ。。。

ホテルに直接電話をかけ、英語とスペイン語で何とか予約することができた。

念のためメールも送り、「2 Family room, 4 night」を確認した。

これで準備完了、後は着いてからのお楽しみである。


9/6(火)ローマフィウミチーノ空港からランペドゥーザ入りを果たした。

Blue Panorama航空は子連れだとOnline check-inができないので、少し前に空港に着いて置いた方が良い。


Lampedusa島に到着

駐機場と到着ロビーがビビるほど近い


なかなかこじんまりとした空港である

ここで注意したいのが、Lampedusa島にはタクシーがいないのだ。

よって、前もってホテルに送迎をお願いしておく必要がある。


ホテル到着

このホテル、HPでは4つ星で豪華そうであったが、実際はかなり古めかしく、正直2つ星に近い印象を受けた。

後に島内をかなり回ってみたが、どこのホテルも似たり寄ったりであった。

本島ではラグジュアリーホテルを期待してはいけない。


さて、部屋に案内されてみると、、なんと海が見えないのである。。

古いのは許そう。。。WiFiも受付ロビーでしか繋がらんのも許そう。。。

しかし、ビーチまで10mのホテルのくせに海の見えん部屋をあてがうとは、、、許さん!

早速、受付にカチ込んでみると、、受付も「やっぱり、イヤやった?」みたいな顔をしてやがりました。

こいつ、確信犯やな。。。

ホテル側も罪悪感があったのか、すんなりとバルコニー付きビーチビューの部屋に替えてくれました。


そうそう、これこれ。

そして、晩飯。ホテルから50mほど歩いたところにある「Mir Mar」

滞在中に2回も行ってしまうぐらい美味くて安いレストランであった。ぜひ、おススメしたい。


続いて、島内の移動であるが、先に述べたように本島にはタクシーがいないため、レンタカーが必要となる。

至る所にレンタカー屋、レンタルバイク屋があるので活用してもらいたい。ちなみに料金は以下の通りである。

かなり安い。。

バイク1日20€、クルマが1日30€である。2人であればバイクで十分である。


MEHARI

中でもこの「MEHARI」は何ともいえない趣きがあるせいか、人気が高い。

5店ほど回ったが、どの店も全て出払っており、小生たちは借りることができなかっため、JEEPにした。

クルマは2日も借りれば十分である。小生たちはバイク1日、JEEP1日で全て周ることができた。

ちなみにレンタカー屋にいる時に突然大雨が降りだしたのである。


道路が冠水しそうだ

なんと、Lampedusa島では2年ぶりに雨が降ったらしい。

ほんまかいなー?水道はどうしてんねん??など、疑問が尽きない。

しかし、おじさんたちのこの喜びようをみると、信じるほかないのである。


雨がそんなにうれしいか?

さて、この辺で本島の重要スポットを大まかに確認しておこう。



A: めっちゃキレイなビーチ

B: 船が飛んでしまう海

C: ホテル

D: 港

E: 中心街

F: 空港

以上だ。

ホテルから中心街までは歩けないこともないが、チビたちがいると少しキビしい。

中心街にもホテルはいっぱいあるが、逆にビーチから遠くなってしまうのだ。

A、Bに行くにはクルマもしくはバイクが必要となる。


さて、本題に入ろう。

「船が飛んでしまう海」である。まず情報を集めなければならない。

複数人に確認したところ、どうやらBまで行かなければならないらしい。

Dで船を借りていくのか、、、?

Bにも小さな港があって船を出してくれるのか、、?その場合はレンタカーを借りる日を調整しなければならない。

まず、バイクを借りてBまで行ってみた。 「戦において、地形の調査は極めて重要である」 大元帥・韓信

まず、周辺に港らしきものは見えない。よってDで船を借りるしかないのである。


このような道を15分ほど下ってみた。




いとをかし。。
夕方でヒトは少ないが、左がB:船が飛んでしまう海、右がA:めっちゃキレイなビーチである。

大体、地理はわかった。。次はチャーター船の市場調査である。

ホテルからツアーが出ていたが、10-17時の昼食BBQ込みで大人1人80€、子どもは半額とのこと。

0歳はフリーとしても、、、大人4人子ども4人では480€。。。安いのか高いのかがわからない。

またチビが多いため、7時間は長すぎる。。。船酔いされても大変なのである。


続いてDに赴き、色々と聞いてみた。。

Dには15人乗りぐらいの小型クルーザーが所狭しと並んでおり、看板を立てて、同様のツアーを企画していた。

いくつか聞いてみたところ、どうやら7時間、BBQ込み、大人1人60-70€が相場らしい。

中でも、「Baby II」という船の小娘は抜群にかわいく、ここに決めてしまいそうになった。


昼飯のBBQはなくていいから、3-4時間でもっと安くできないものであろうか。。

ホテル前のビーチにある海の家でも聞いてみた。

すると知り合いに電話してくれ、大人4人、子ども5人で4時間200€でオッケーとのこと。

しかも貸し切りのため、乳児の状態、船酔いがキツくなれば我が家の都合で港に戻れるのだ。

明後日の朝10時集合、の約束を取り付けた。

Lampedusa島民は日本人ばりに英語を話すヒトが少ないため、一連のやりとりにはかなり苦労した。


さて、翌日。。。レンタカーを借りて、Aに行ってみた。

下まで降りるのには一苦労である

極めて透明度の高いビーチであり、子どもたちも大はしゃぎであった。

そして、夜はE:中心街へ。


多くのバルで賑わっていた。

中心街にはスーパーもあり、水やパン、お菓子を買っておくと良い。

観光としては一晩行けば十分であった。


続く。



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