2016年11月13日日曜日

Swiss ②

最近はすっかりと冬めいてしまい、今年も残すところ1ヶ月あまりとなった今日このごろ、、、

ブログ更新も疎かになってきているにもかかわらず、ちゃんと読んでくれているヒトがいるのに驚く毎日である。

この「西方見聞録」を読み返してみると、「おまえ、ほんまに仕事してんのか?」とお叱りを受けそうだ。

が、、、心配ご無用。仕事はちゃんとしている。。どころか、やり過ぎてしまっている感が否めない。

研究成果については、後日詳細に報告しよう。。


さて、今日はスイス②。続きを報告する。

遂に終点ゴルナーグラート3089mに到着した。

うーん、、、言われてみれば少し息苦しいような気もするが、、、チビは抱っこ紐の中で寝てしまっている。

もしかして、意識消失かな?と思い、つついてみると反応したので大丈夫そうだ。

駅を出るとおもむろにマッターホルンが姿を現した。

マッターホルン 
うーん、「孤高の巨人」の名に恥じない佇まいである。


ゴルナーグラート氷河

これも素晴らしい。


それにしても、尖った山である

これに登ろうと思い、また登ってしまったヒトもいるのだから、ヒトとは偉大な生き物である。

充分に頂上からのマッターホルンを堪能した後、いよいよ「逆さマッターホルン」にアタックである。

電車で一駅降りて、再び「ローテンボーデン」へ。急な丘を降りて行くと、、、


でたっ!
逆さマッターホルンのお出ましである。

運良く湖に張った氷が半分ほど溶けていたため、眺めることができた。

どうせなら全部溶けててくれれば、全貌がみれたのに。。。

しかしリピーターに聞いてみると、こんなにキレイな「逆さマッターホルン」は初めてとのこと。

大殺界中にしてはよく観れたほうであろう。。

息子よ、壮大な大自然を前に何を思う。。
そして、ツェルマットをあとにした。。。

次なる目的地、Grindelwald(グリンデルワルト)へ。ユングフラウへの中継地点となる街である。

電車、バスを乗り継ぐこと3時間。


グリンデルワルトに到着

ここからユングフラウ鉄道でヨーロッパ最高地点ユングフラウヨッホにアタックである。

ユングフラウ鉄道。。。

これまた切符代の悪性度が高く、スイスパス割引が効いても、大人1人138スイスフランであった。


途中駅アイスメーア3160m

いよいよ、ユングフラウヨッホへ。





途中、勾配がかなりキツく、


マイケルジャクソンもびっくりである。

やっと到着。

ユングフラウヨッホ 3571m

3500m越え、、、高山病の症状がでる限界高度である。

確かに、アタマを抱えて座り込んでいるヒトが至る所にいた。幸い我が家は何の症状もでなかった。


雲海が遥か下にみえる
Top of Europaの名に恥じない景観であった。


最終日は首都ベルンへ。

二―デック橋から望む旧市街

今回の総括して、

10月末のスイス・アルプスはオフシーズンに入るため、「氷河特急」には乗れない。

スイスパス(鉄道)よりはレンタカーで周ったほうが確実に良い。

しかしながら、オフシーズンであるため、ヒトは少なく、混雑することはまずない。

ツェルマットにはぜひ時間が許す限り滞在し、「逆さマッターホルン」へ臨むべきである。

また切符売り場にチビを連れて行くと、購入できない場合があるので注意されたい。

以上。


Swiss ①

祝♪ブログ1周年。。

我が西方見聞録も1年が経過した。思えば、色々旅行したものだ。。

2015年8月バルセロナに来てから、「毎月遠征」を目標に据えた。

2015年9月 マヨルカ島
    
   10月 バレンシア

   11月 パリ・・・テロのため中止

   12月 南スペイン

     1月 ノルウェー、アイスランド

     2月 モロッコ
 
     3月 エーゲ海クルーズ、イタリア

     4月 ブリュッセル、アムステルダム

     5月 出産のため遠征できず

     6月 ミラノ

     7月 アンドラ公国、サンセバスチャン、パンプローナ

     8月 日本
 
     9月 ランペドゥーザ島(イタリア)  

大殺界中にもかかわらず、よくがんばったものである。

さて、今回のテーマはスイス。。。10月末の連休を利用して、アルプス山脈に遠征したので報告しよう。

ランペドゥーザ島から帰ってきたあと、10月末に4連休があるとの情報が入ったのである。

どこに行こうか。。。??

カナリア諸島、クロアチア、シャウエン(モロッコ)、チュニジア、エジプト、、行きたいところ盛りだくさんである。

skyscannerで激安航空券を探していると、、、上記はいずれも価格、時間が悪性であった。

スイスをみてみると、、、往復で100€程度であったため、アルプス山脈遠征に決まったのであった。

メインは「リッフェル湖の逆さマッターホルン」である。

旅程は、、、

ジュネーブとローザンヌはハズしているが、

チューリッヒ、アンデルマット、ツェルマット、ユングフラウ、首都ベルンと周るゴールデンコースである。

クルマで行くか、電車で行くか、、、、うーむ。。

レンタカーだと、4日間でガス代込み250€程度、電車でいくと「スイスパス2等席」1人270€となる。

クルマにしようか、、、でも、アルプス山脈はすでに冬やし、山道が雪で通行止めになるとめんどくさい。

また、アンデルマットからツェルマットは「氷河特急」なる電車があって、壮大な景観が眺めれるとのこと。

少々高いが、電車にするか。。「スイスパス」大人2名540€、子どもはファミリーカードで無料であった。

次にホテル。。ツェルマットで2泊、グリンデルワルトで1泊、予約完了。

さて、あとは細かい旅程を埋めていくだけなのだが、、、、またまた大殺界が炸裂するのであった。。

なんと「氷河特急」が10月末から2週間ほどシーズンオフに入り、運休とのこと。。

それに合わせ、他のアルプス関連電車、観光地もオフシーズンに入るとのことだった。。

おいっ、たっかいスイスパス買うてしもたやんけ!!

他の電車は大丈夫かな?他に行き方があるのか?など疑問が尽きないが、ネットでは十分な情報が得られず、

準備段階からすでに暗雲が立ち込める中、ついに10/29の出発の日を迎えたのであった。

今回はLCCではなく、スイスエアライン。ラウンジも利用できるのが強みだ。

予定どおりチューリッヒに到着。

チューリッヒ空港駅でsimカードを購入し、いざアンデルマットへ。









途中の景色は、それはそれは素晴らしいモノであった。しかし、クルマだともっと良かったであろう。

Göschenen:ゲシェネンという駅で一旦電車を乗り換え、、アンデルマットに到着した。


アンデルマット駅
景色以外、特に観るところもなさそうなので、そのままスルー。。

本来であれば、ここから「氷河特急」でツェルマットに向かうところだったのだが、運休のため在来線で。。。

雪どころか、ダウンジャケットも脱げるぐらいの暖かさ。。クルマで来たら良かった。。

さて、ここからツェルマットに向かうのであるが、、、どうやら在来線は動いているらしい。

が、、、途中途中で線路点検のため通行止めがあり、電車・バス・電車・バス・電車と乗り換えるのであった。。

チビ3人連れての乗り換え、、、クルマで来たら良かった。。。

夕方やっとマッターホルンの街、ツェルマットに到着した。。


標高1620mなり

早速、情報収集へ。。。

日本語観光案内所は土日は閉まっているため、日本語のお土産屋さんで聞いてみた。

KMT: 逆さマッターホルンの観れるリッフェル湖はどのあたりでしょう?

おじさん: 先週寒くて、湖が凍ったので「逆さマッターホルン」は観れんよ。

あまりのサムさにこっちが凍りそうになってしまった。。

しかしながら、こんな僻地まで来てしまった以上、観に行くほかないのである。

さて、翌日。


ゴルナーグラート鉄道

この登山鉄道で山頂の展望台にアタックするのであるが、、、切符代が悪性なのであった。。

頂上までなんと大人1人90スイスフラン。。スイスパス割引でも45スイスフラン。

生後5ヵ月のチビを抱っこしながら切符売り場へ。

KMT: 「頂上まで往復、大人2名で。」

おばちゃん: 「頂上は3000m越えやから、その赤ちゃんは上まで行けんよ。」

KMT: 「大丈夫、様子見ながらゆっくり行くから。」

おばちゃん: 「でもダメよ。」

鬱陶しいババアめ!黙って切符売らんかいっ!

KMT: 「よしっ。じゃ、赤ちゃんはホテルに置いて行くよ。」

おばちゃん: 「じゃ、大人1枚ね。」

KMT: 「いやいや、ホテルに祖母がおるから預けていく(適当)。だから大人2枚ね。」

おばちゃん: 「・・・・はい。」

やっとの思いで切符を手に入れた。

まず、、

リッフェルベルグ 標高2582m

全然よゆー。。


ローテンボーデン 標高2815m
まだまだ大丈夫。


終点ゴルナーグラート 標高3089m

うーん、、、子どもたちもはしゃいでおり、全然大丈夫だ。


次回に続く。