いよいよ、Lampedusa島である。
「地球の歩き方」はもちろん、ネット上にも本島に関する情報は極めて少ない。
以前にも書いたが、、、
「本もなしに病気の勉強をするのは、海図も持たずに航海するのと同じである」 William Osler
「海図がないけど、とりあえず航海に出よう。遭難したらその時に考えよう」 KMT
今回我々は前情報がほとんどない中、Lampedusa島に上陸し、くまなく探索した。
後に訪れる日本人が本島を心置きなく満喫できるよう祈念し、詳細に記載しておく。。
まず、行き方であるが、、空路が一般的である。
海路もあるようであるが、時間がもったいないこと、揺れが激しいことからおススメできない。
ローマ、ミラノ、ベネチアなどから6-9月限定でAlitalia航空、Vueling航空などが便を飛ばしている。
価格は時期にもよるが、50-100€ぐらいだ。
小生たちはローマからBlue Panorama航空というアヤしげな便を予約した。
そして、ホテル。。
言うまでもないが、「ホテルの質および立地」は旅の満足度を大きく左右するものである。
賑やかな中心街に泊まるか、、、浜辺に泊まるか、、、
せっかくLampedusa島に来ているのだから、圧倒的に海を満喫できる後者であろう。
Google Mapで一生懸命ビーチを探し、ホテルからの距離も鑑みた結果、ここに陣を敷くことにした。
このホテル、なぜかBooking.comやTrivagoから予約ができないのである。
ホテルのHPから予約しようとするのだが、イタリア語のみで全く読めないのだ。。。
ホテルに直接電話をかけ、英語とスペイン語で何とか予約することができた。
念のためメールも送り、「2 Family room, 4 night」を確認した。
これで準備完了、後は着いてからのお楽しみである。
9/6(火)ローマフィウミチーノ空港からランペドゥーザ入りを果たした。
Blue Panorama航空は子連れだとOnline check-inができないので、少し前に空港に着いて置いた方が良い。
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| Lampedusa島に到着 |
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| 駐機場と到着ロビーがビビるほど近い |
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| なかなかこじんまりとした空港である |
ここで注意したいのが、Lampedusa島にはタクシーがいないのだ。
よって、前もってホテルに送迎をお願いしておく必要がある。
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| ホテル到着 |
このホテル、HPでは4つ星で豪華そうであったが、実際はかなり古めかしく、正直2つ星に近い印象を受けた。
後に島内をかなり回ってみたが、どこのホテルも似たり寄ったりであった。
本島ではラグジュアリーホテルを期待してはいけない。
さて、部屋に案内されてみると、、なんと海が見えないのである。。
古いのは許そう。。。WiFiも受付ロビーでしか繋がらんのも許そう。。。
しかし、ビーチまで10mのホテルのくせに海の見えん部屋をあてがうとは、、、許さん!
早速、受付にカチ込んでみると、、受付も「やっぱり、イヤやった?」みたいな顔をしてやがりました。
こいつ、確信犯やな。。。
ホテル側も罪悪感があったのか、すんなりとバルコニー付きビーチビューの部屋に替えてくれました。
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| そうそう、これこれ。 |
滞在中に2回も行ってしまうぐらい美味くて安いレストランであった。ぜひ、おススメしたい。
続いて、島内の移動であるが、先に述べたように本島にはタクシーがいないため、レンタカーが必要となる。
至る所にレンタカー屋、レンタルバイク屋があるので活用してもらいたい。ちなみに料金は以下の通りである。
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| かなり安い。。 |
バイク1日20€、クルマが1日30€である。2人であればバイクで十分である。
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| MEHARI |
中でもこの「MEHARI」は何ともいえない趣きがあるせいか、人気が高い。
5店ほど回ったが、どの店も全て出払っており、小生たちは借りることができなかっため、JEEPにした。
クルマは2日も借りれば十分である。小生たちはバイク1日、JEEP1日で全て周ることができた。
ちなみにレンタカー屋にいる時に突然大雨が降りだしたのである。
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| 道路が冠水しそうだ |
なんと、Lampedusa島では2年ぶりに雨が降ったらしい。
ほんまかいなー?水道はどうしてんねん??など、疑問が尽きない。
しかし、おじさんたちのこの喜びようをみると、信じるほかないのである。
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| 雨がそんなにうれしいか? |
さて、この辺で本島の重要スポットを大まかに確認しておこう。
A: めっちゃキレイなビーチ
B: 船が飛んでしまう海
C: ホテル
D: 港
E: 中心街
F: 空港
以上だ。
ホテルから中心街までは歩けないこともないが、チビたちがいると少しキビしい。
中心街にもホテルはいっぱいあるが、逆にビーチから遠くなってしまうのだ。
A、Bに行くにはクルマもしくはバイクが必要となる。
さて、本題に入ろう。
「船が飛んでしまう海」である。まず情報を集めなければならない。
複数人に確認したところ、どうやらBまで行かなければならないらしい。
Dで船を借りていくのか、、、?
Bにも小さな港があって船を出してくれるのか、、?その場合はレンタカーを借りる日を調整しなければならない。
まず、バイクを借りてBまで行ってみた。
「戦において、地形の調査は極めて重要である」 大元帥・韓信
まず、周辺に港らしきものは見えない。よってDで船を借りるしかないのである。
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| このような道を15分ほど下ってみた。 |
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| いとをかし。。 |
夕方でヒトは少ないが、左がB:船が飛んでしまう海、右がA:めっちゃキレイなビーチである。
大体、地理はわかった。。次はチャーター船の市場調査である。
ホテルからツアーが出ていたが、10-17時の昼食BBQ込みで大人1人80€、子どもは半額とのこと。
0歳はフリーとしても、、、大人4人子ども4人では480€。。。安いのか高いのかがわからない。
またチビが多いため、7時間は長すぎる。。。船酔いされても大変なのである。
続いてDに赴き、色々と聞いてみた。。
Dには15人乗りぐらいの小型クルーザーが所狭しと並んでおり、看板を立てて、同様のツアーを企画していた。
いくつか聞いてみたところ、どうやら7時間、BBQ込み、大人1人60-70€が相場らしい。
中でも、「Baby II」という船の小娘は抜群にかわいく、ここに決めてしまいそうになった。
昼飯のBBQはなくていいから、3-4時間でもっと安くできないものであろうか。。
ホテル前のビーチにある海の家でも聞いてみた。
すると知り合いに電話してくれ、
大人4人、子ども5人で4時間200€でオッケーとのこと。
しかも貸し切りのため、乳児の状態、船酔いがキツくなれば我が家の都合で港に戻れるのだ。
明後日の朝10時集合、の約束を取り付けた。
Lampedusa島民は日本人ばりに英語を話すヒトが少ないため、一連のやりとりにはかなり苦労した。
さて、翌日。。。レンタカーを借りて、Aに行ってみた。
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| 下まで降りるのには一苦労である |
極めて透明度の高いビーチであり、子どもたちも大はしゃぎであった。
そして、夜はE:中心街へ。
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| 多くのバルで賑わっていた。 |
中心街にはスーパーもあり、水やパン、お菓子を買っておくと良い。
観光としては一晩行けば十分であった。
続く。
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